妊娠を希望して、生理周期を気にしたり、基礎体温を測ったりされている方も多いのではないでしょうか。 7割以上の女性の方が、月経の不順を感じたことがあるというデータもあります。 生理の周期と妊娠のしやすさ、あるいは難しさの間に、関係はあるのでしょうか?
正常な生理周期とは?
一般的に正常な生理の周期は25日から38日といわれています。 この間、女性の身体では何が起こっているのでしょうか? まず、子宮内膜の厚みが増し、卵胞が発育します。続いて卵胞が十分に発育すると、排卵が起こります。 排卵後の子宮内膜は、柔らかく変化して受精卵が着床できるよう準備を整えます。 その後、受精卵が子宮内膜に着床できれば妊娠となりますが、受精、着床が起こらなければ子宮内膜を対外に排出するため、出血がおこります。 これが月経で、この一連の流れが生理周期とよばれるものです。
生理周期と妊娠の可能性
先にも述べたとおり、正常な生理周期は25日から38日といわれており、かなりの幅があります。 単純に確立の問題で、生理周期が長い方は、生理周期の短い方に比べて妊娠しにくくなります。 25日周期の方であれば、1年間に14回排卵しますから、14回のチャンスがあります。 一方で、38日周期の方では排卵の回数は9回、妊娠のチャンスは9回です。 38日周期の方は、25日周期の方の6割程度しか妊娠のチャンスがないわけです。 とはいえ生理周期は個人によっても異なるものですから、生理周期が長いからといっても正常に排卵していれば妊娠には何の問題もありません。 排卵それが自分のペースだと思って、無理に早めたりする必要はないでしょう。
生理周期を知って妊活してみよう!
女性の身体は生理周期のステージに合わせてホルモンバランスが変動し、体温や精神状態も影響を受けます。 今、女性が生理周期のどのステージにいるかから排卵日を予測して、効率的に受精できるようにしましょう、というのが「タイミング法」と呼ばれる方法です。 自分の生理周期を知ることは、妊活をするうえでとても大切なことなのです。
まとめ
いかがでしたか? 自分の生理周期を知ることは妊娠のためだけではなく、病気などの異常をいち早く感知したり、自分の精神状態をコントロールしたり、という面でもメリットがあります。 ストレスは妊娠の大敵とされていますが、痛みを伴い精神的に不安定になる月経は女性にとって大きなストレスです。 月経と上手に付き合うことで、心身ともに健康的な生活を手に入れ、妊娠へとつなげていきたいですね。