生理不順の原因

生理不順を感じる女性は多いものですが、生理不順の原因にはどのようなことがあるのでしょうか? 気を付けなければならない生理不順とはどのようなものなのでしょうか?

生理不順って?

手帳

一言に「生理不順」とはいっても、その言葉がさす症状はいくつかあります。 生理周期の長さ、出血の量、出血の期間…、生理に伴う体調不良、普段と異なる生理の様子は概ね「生理不順」と呼ばれているのではないでしょうか。 生理周期は25日から38日が正常とされており、これより短い場合は「頻発月経」、反対に長い場合は「希発月経」と呼ばれます。 生理不順が気になる方は、一度、自分の生理周期をカウントしてみましょう。 この時、生理の終了日から次の終了日を数えるのではなく、開始日から次の生理の開始日前日までを数えますので間違えないように注意してくださいね。 生理周期はストレスなどの影響で簡単に変動しますから、何度かカウントしてみて平均値を知っておくことが大切です。






生理不順の原因は?

ストレス

生理不順で一番大きな原因はストレスです。 これはメンタル的なものはもちろんフィジカル的なストレスも含まれます。 就職や引っ越しといった生活の大きな変化、過度のダイエットや風邪などの病気が一因となり、一過的に生理が遅れたり、出血量が増えたりするものです。 月経にはホルモンバランスが大きくかかわっています。 脳の中でホルモン分泌をコントロールしている部分と自律神経をコントロールしている部分は近くにあるため、ストレスを受けて自律神経が乱れると、ホルモン分泌も乱れてしまい、生理周期に影響が出るのです。

受診の目安は?

とはいえ、普段と違う体の様子に戸惑ったり、心配になったりしてしまう方も多いのではないでしょうか? 生理不順かな?と思った時に受診をするべき目安となることが二つあります。 一つ目は月経が60日以上ない場合。 無月経が長期化すると、治療にかかる時間も長くなります。出来れば60日、最低でも90日以上月経がないのであれば、早急に婦人科を受診してしてください。 二つ目は生理不順が3か月以上たっても回復しない場合です。 一過的な生理不順はよくある話ですが、長期化する場合には、治療が必要な病気が隠れている場合もあります。 このほか痛みがひどくて日常生活に支障がある場合なども、気軽に相談してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか? 女性は初潮から閉経までの長い間、月経と毎月お付き合いしなければなりません。 ホルモンの影響を強く受ける月経は、完璧にスケジュール通りとはいきませんが、生理不順が異常のサインとなる場合もあります。 日ごろから自分の月経周期を意識して、健康に生活しましょう。 また、つらいときには我慢せずに婦人科を受診することも大切です。