「生理不順だから、なんとなく妊娠は難しいのではないか」と思っていませんか。 生理不順は多くの女性が自覚する症状で、イコール妊娠が難しいというわけではありません。 一方で、生理不順の裏側に妊娠を妨げる病や症状が隠れていることも少なくありません。 生理不順の原因と妊娠の可能性についてまとめました。
生理不順だと妊娠が難しい?
生理が規則正しく来ていないと、妊娠が難しいのではないかと、悩んでいませんか。 生理不順だと即、妊娠が難しくなるというわけではありません。 妊娠するうえで大切なのは、きちんと排卵があるかということ。 その一つの目安となるのが生理周期です。 生理不順の場合には、タイミング法による計画妊娠が難しくなったり、せっかく妊娠したのに気づくのが遅くなってしまったりするようです。 逆に、生理があるからといって、排卵があるとは限りません。 生理は規則正しく来ていたけれど、きちんと検査をしてみたら実は無排卵だった、なんて方もいらっしゃるようです。
生理と妊娠の関係は?
排卵後、成熟した卵子が精子と受精し、受精卵が子宮内膜に着床することで妊娠が成立となります。 着床する際に大切なのが、ベッドの役割をする子宮内膜の厚みです。 受精卵を受け止めるために厚くなった子宮内膜が、血液とともに排出されるのが月経(生理)です。
生理不順の場合は、この子宮内膜の準備や排卵のペースが乱れている状態です。 排卵がなければ、妊娠できないのはもちろんですが、子宮内膜の厚みが不足すると初期の流産の原因となるといわれています。 生理周期にはホルモンバランスが深くかかわっていますから、生理不順となっているときはホルモンバランスが乱れていると考えた方が無難です。妊娠したいな.comでもいろいろおもしろい記事があるのでご参照ください。
生理不順の原因は?
生理不順の原因として最も多いのは心身のストレスです。 生理周期をコントロールする女性ホルモンは、ストレスの影響を受けて、簡単に乱れてしまいます。 数か月の生理不順で、生理がちゃんと来ているのであればそれほど心配する必要はありません。 ただし、月経が全くない期間があまりに長期化するのは大問題です。 一つの目安として、月経の無い期間が3か月になったら、専門医を受診するようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。 正常な状態を知っていないと、異常がおきてもなかなか気づきにくいものです。 普段から自分の生理周期をきちんと把握しておくことが大切です。 また、生理が不規則になったからといってすぐに慌てるのではなく、なにか心当たりがないか考えてみてください。 生理が乱れてしまったストレスの原因をきちんと認識して改善することで、生理周期の乱れも治るかもしれませんよ。